鴨川法輪閣周辺に春の香りが訪れています。
道端の草花も緑を増し、夜にはカエルの声が一段と数を増しています。
近くにある鴨川富士と呼ばれる小山には、寒さが厳しかった頃よりも、鳶がユックリと大きな輪を描きながら、麗らかさを楽しむように飛んでいます。
満々と水が張られた水田では、いよいよ田植えが始まりました。
この季節が一番好きです。
活気ある夏への準備。
全ての生き物が活力を込め始める季節。
朝の空気や夕暮れ時の香りは、無事に冬を越える事ができた自然界の生き物たちも、私たち人間と共に感じていることでしょう。
生きることの「素敵」は、こんな小さなことなのかも知れません。