2012年5月21日月曜日。
鴨川市の朝の天候は薄曇り。
いつも通りの通勤ルートを、いつも通りのスピードで職場に向かっていました。
午前7時20分を過ぎたあたりから、景色が妙に暗くなった様に感じ始めました。
こりゃ、雷だな! と、全く根拠の無い自らの結論に満足しながら、尚も職場に急ぎます。
が・・・・・
それにしても暗すぎるなぁ・・?
めっきり日が延びたこの時期の朝にしては、ヤケに暗い。
アレっ?・・・ 路肩に車を止めて車外に出ている人が・・
ふと、昨年の3.11の時の事が頭をよぎりました。
こりゃ 何かあるぞ!!
慌ててカーステレオをラジオに切り替えてみると・・
「今、始まりました~。私の周囲でもキンカングラスを手にした多くの人達が太陽を見つめ、歓声を上げています~」と、男性レポーターの興奮した声が流れています。
キンカングラス? 太陽?
あっ! 日食っ! 今日?
私も路肩に車を止め空を見上げてみると、幸運にも薄曇りのお陰で日差しが遮られ、肉眼で指輪の様に環状態になった太陽が見えるではありませんか!
30メートルほど先に止まっているドライバーからも歓声が上がっています。
予期しない突然の天体ショーに大感動!!
まあ、これだけTVやラジオで連日の様に「金環日食」と連呼されていながら、「突然の・・」と言うのもナンですが・・。
快晴であれば、直接見ることなど出来ない太陽です。
すぐさま常に持ち歩いているカメラを探しましたがどこにも見当たらず、仕方なく携帯電話で撮影しました。
全体の色がオカシイのですが、雰囲気は伝わる写真が撮れました。
次回の金環日食を見ることが出来るのは、18年後の2030年6月1日北海道だそうです。
さすがに北海道へ行って金環日食を見るチャンスは無さそうです。
しかし、18年後の私は、どんな立場、気持ちでラジオから流れる18年振りの金環日食のニュースを聞いているのでしょう。
それにしても、幸運に感謝感謝の朝でした。