以前、鴨川周辺に生息する小鹿(キョン)の事を、このブログに書きました。
鴨川店のSさんが大切にしている、チューリップの芽を食べてしまうキョンのことです。
あのブログをアップして以来、何とかしてキョンをご紹介したいと思い、常にカメラを持ち歩き、そのチャンスを待っていたのですが、遂に撮影に成功しました。
鴨川本社裏の林から、「ガサッガサッ」と足音が聞こえ・・。
何を警戒する様子も無く、1頭のキョンがノンビリ草を食べながら近付いて来るのにはビックリしました。
昼間見かける時には、辺りを警戒し、僅かな人の気配でも走り去ります。
しかし、今日は妙に落ち着き払っていました。
カメラを向ける私には気付いている筈なのですが、全く気にとめている様子がありません。
撮影を始めたその直後、何ともう1頭キョンが現れました。
1頭目は恐らくメスのキョン子。
2頭目は立派な角を備えたオスのキョン太郎です。
キョン太郎はキョン子を見守る様に、辺りを警戒しながら堂々と近付いて来ました。
このキョンは、動物園から逃げた小鹿の子孫達らしいのですが、今では鴨川の自然の中で、シッカリ生き続けています。
野生動物の魅力は、生き抜くことへの強さにある様な気がします。
私の目の前に現れた2頭のキョンは、体長1メートル位の小さな鹿でした。
しかし、彼らの体躯には自然界を生きる為の漲る力と、凛とした美しさを強く感じます。
チューリップの芽を食べてしまうキョン。
鴨川店のSさんと、チューリップ君達には申し訳ないのですが、今日からキョンのファンになりそうです。