以前ブログでご紹介した、寒さに怒る我が家のわんこ。
このブログを見た妻が・・
「この子(母わんこ)の名誉の為に、少しは良い事も書いてあげたら?」と・・・。
実は、以前ブログを読んで頂いた妻の友人から、
「あっ この子ね? 不愉快だとまゆ毛の位置が変わるんでしょう? 変ってるねー」
とのお言葉を頂き、それ以来「変わったわんちゃん・変なわんちゃん」のイメージが独り歩き。
本人(母わんこ)にもそれが伝わっているのか、マスマスまゆ毛の位置に変化が現れている気がしてなりません。
確かに、彼女のおてんば度は尋常ではありませんでした。
子犬の頃には、食べ物に対する執着心から、ありとあらゆる悪さをしでかしました。
全ての家具は歯型だらけ。
スチール缶の「あんきも」の缶詰を歯でこじ開け、まんまと完食したことも・・。
階段から転落して怪我で入院。
退院後にその腹いせか、夫犬を階段から蹴り落とし、またまた動物病院へ。
服のボタンとういうボタンを全てかじり、油断しようものなら、彼女の餌食となった20ロールのトイレットペーパーが室内に散乱する有様。
TVリモコンをかじり壊し、TV側のチャンネルボタンまでもが・・。
しばらくの間はNHK教育のみの生活に陥入りました。
そんな超おてんば犬が妊娠し、2歳にして母親になりました。
小さな体には余りに大き過ぎるお腹が目立ちます。
7年前の春の深夜、突然出産が始まりました。
それまで寝起きしていたケージから出て、予め妻が準備していた段ボール製の出産箱へイソイソと入ると、徐々に呼吸が早くなり、落ち着きなく寝返り(?)を繰り返します。
周囲でオタオタする夫犬と私。
「 ホラっ 生まれるよ 」
落ち着き払った妻の冷静な声。
全く動じない妻の態度に、改めて女性の強さを感じます。
6時間かけて4頭の子犬が生まれました。
この写真は、出産を無事に終えた早朝に撮影したものです。
世の中で何よりも「大切なもの」を得、幸せに満ちた穏やかな彼女の表情。
写真の中の彼女は私にこう語りかけています。
「私の子供達 私の家族 一番大切なもの」
この写真は私の宝物になりました。
人も動物も、思考や行動の根本は「家族」。
心の中にモヤモヤが生じた時、この写真で気持ちをリセットさせています。