館山に住む私(筆者)が、本気でゴミ拾いを始めたのが今から3年前。
まるごみJAPANの「DJ KOUSAKUさん」と知り合ってからです。
それ以前にも、幾度か海岸清掃(ビーチクリーン)の取材やイベントにも参加しましたが、
本当の意味で、ゴミを拾う事の大切さを知ったのは、まるごみ活動に参加し、まるごみメンバー
や参加者の方々との関係を持ってからだと思います。
以前、犯罪の絶えないアメリカのある町の住民が、町中に書き散らかされた落書きを消す運動
を始めた事を知りました。
消しても消しても、落書きは続いたのだそうですが、それでもその町の住民たちは、黙々と
落書きを消し続けました。
月日は経ち、その町の住民達の運動は少しずつ人々の間に浸透し、遂には落書きが無くなり
ました。
そして、落書きが激減するのと同時に、犯罪の発生件数が減少し始め、町の治安は格段に良
くなったそうです。
ゴミ拾いは、街を綺麗にする大人の取組み姿勢を、次の世代の子供達に引き継ぎ、地域を
愛する人づくりを目指しての活動です。
アスカでは、まるごみJAPANのそうした主旨に賛同し、本年7月から、館山市内にまるごみJAPAN特製の「ゴミステーション」を寄付させて頂きました。
このゴミステーション、フレームは頑丈な金属製で折りたたみ式。
ゴミの収集日には、ロックを外して中にゴミを入れます。
上部の網と3方のネットで、カラス除け効果は絶大!!
ゴミ収集作業の方の負担軽減も考えて作られているスグレモノ
です。
第1期の取組みとして、市内に10箇所順次設置する予定です。
7月19日から3日間に渡って、南房総市白浜町野島崎灯台前広場で開催された、南房総白浜海女まつり&まるグル14in南房総白浜に参加しました。
苦戦を続ける地元の観光産業に、何か貢献出来ることは 無いかとの思いからスタートしたこの取組みは、昨年10月頃より、地元の歴史を学ぶ事から始まりました。
南房房総と言えば、館山市にある館山城を舞台とした、南総里見八犬伝に登場する「里見氏」が有名です。しかし、いろいろ調べてみますと、里見氏が安房の地に上陸する前には、丸氏・安西氏・東條氏・神余(金丸)氏などの有力な地元豪族が統治していた地域で、西暦1180年(治承4年)には、平家との戦に破れた、あの「源頼朝」が鋸南町に海路上陸し、陸路南房総白浜町を通って地元豪族らを従え、平家を圧する大兵力を得て、再び富士川(現静岡県)の合戦に挑んだそうです。
南房総に頼朝伝説があったなんて、これは大きな歴史観光資産です。
しかも、社内にはこの豪族と同じ姓を受け継ぐ社員が多数・・!!
身近に、源平の時代を生き抜いた武将達の末裔が社内に!?
因みに、弊社の社長も「丸」の姓!!
なんと、朝夷(あさい)の豪族 「丸 五郎信俊」 の子孫である事が、地元に残る古い資料から判明したのです。
これは、史実に基いた戦国イベントで地元を盛り上げるしかない!!
と言う事で、いよいよ弊社企画部の出番となりました。(その2に続く・・)
前回、石巻市牡鹿町でのワカメ漁をご紹介しました。
収穫されたトミジさんの金華山ワカメ。DJ KOUSAKUさんをはじめ、AーTRUCKの守屋さんが千葉まで運び、翌日には千葉県内にあるスーパーせんどうさんのご協力で、3000食分が販売されました。
右の写真は、幕張にあるbayfmのスタジオでのカットです。
早朝6時にスタジオに集合した「負けんなプロジェクト」のメンバーは、番組終了と共に大漁旗で作ったハッピを着て、トミジさんと共にワカメの販売に向かいました。
この写真を撮影しながらフト思いました。この人達を動かしている原動力は、それぞれが持っている「夢の実現」。未来にしっかりと夢を持っている人たち。だから、あんなに頑張れるんだと思います。
そして着実に夢を明確にし、しかも実現している。日の出ずる国日本!! 久しぶりに、未来が明るく見えました。
先月、宮城県石巻市牡鹿町鮎川浜で、ワカメ収穫のお手伝いをしてきました。三陸沖のワカメは「金華山ワカメ」として有名です。
昨年11月中旬、社長以下数名でワカメの種付けをお手伝いした当時1センチ余りの種ワカメが、既に4メートルにも成長していました!!
早朝、寒風厳しい三陸の海へ、ワカメ漁用の船に乗り込み、養殖場へ向かいます。4メートルにも成長したワカメを船上に引き上げるのは、かなりの重労働です。「腰が痛い・・・」。船長のサイトウ トミジさんは、船に乗ったトタンに元気一杯!! さすがプロの漁師さんです。
アスカ社員も地元の方々に混じって作業従事。「オッ まるで本職だなぁ!!」と、漁師さんから熱いラブコールを頂戴しました。
今年から、やっとワカメ漁を再開する方が増え、人手不足気味の鮎川浜に、少しづつ活気が戻りはじめました。
今年9月17日の月曜日。幕張メッセにおいて、「エコメッセ2012 in ちば」が開催され、NPO法人まるゴミJAPANの代表理事 DJ KOUSAKUさんからのお声掛けで、被災地活動写真展を行いました。
会場はあまりにも広大!使わせて頂けるスペースも、どうにもナラナイほど広くて、これまでの展示方法では、そのスペースを埋める事が出来ません。当日の担当者全員で知恵を絞ります!
実際に使う部材をアレコレ時間をかけてイジクリ回し、これまでよりも機能・耐久性に富み、移動の手間もかからず、しかも見栄えの良い展示方法を考案! やはり困った時には、皆で知恵を出し合うのが最善の方法です。部材がコンパクトになった分、設営も簡単!搬送用の車も少なくて済みました。
アスカが総力を挙げて(?)設置した写真展がコレです!!
今回は、搬送車にも余裕が出来たので、大型モニターや、実際に被災地支援活動で使ったオフロードバイク3台と装備品等も展示しました。被災直後の現地の状況から現在(今年9月時点)まで、支援活動を通じて撮影した写真を120点展示し、来場された多くの方々に、「ボランティアの目から見た被災地の状況」を見て頂きました。
残暑厳しく、猛烈な暑さの中でのイベントでしたが、KOUSAKUさんをはじめ、まるゴミJAPANの皆様には大変お世話になり、良い写真展ができました。
今回の支援活動には、何とbayfmで放送中の東日本大震災復興支援番組、「DJ KOUSAKUのHEART LUCK」のパーソナリティー、DJ KOUSAKUさんが参加して下さいました。
KOUSAKUさんも、震災直後から十三浜の直ぐ近くで支援活動をされていたそうで、あの状況の中で、きっと何度もすれ違っていたのかも知れません。
それにしてもKOUSAKUさん、イイ体格です!! 一緒に薪割りに参加して頂きましたが、もの凄くパワフル!!野球部で鍛えたという体は、プロレスラー並みの筋肉です。その体力とパワーで、黙々と薪割り作業をこなしていました。
2日目の朝。作業開始前に、佐々木力さんが現地の被災状況を説明してくださいました。
淡々と話す佐々木さん。「彼の言葉には、重過ぎる悲しみが隠れていたね」帰社後、社長がポツリと漏らした一言もまた、とてもとても重い言葉でした。
この地域には、28世帯の家族が住んでいたそうです。津波で流され、残ったのは佐々木さんの家だけ。
家と言っても、母屋は流され、鉄骨倉庫がかろうじて残り、屋根のはるか上まで浸水したその倉庫の2階が、佐々木さんの住居です。建物のいたる所に、災害の爪痕が、今も生々しく残っています。
寒さを心配する私達に、「最近窓ガラスが入りましたからね~ 今年の冬は暖かですよ!」と明るく応える佐々木さん。前向きな人の強さを改めて感じました。
8月末の早朝のこと。千葉(鴨川)を発し、被災地支援活動の為に宮城に向かいました。館山道からアクアラインを経て、首都高から東北道のルート。目に入る景色は、いつもの町、いつもの渋滞。このルートを通って、宮城県石巻の被災地に行くのが何度目になるのか。もう数えることが出来ません。震災から1年5ヶ月(当時)が経過し、東北自動車道を走る車の中に、自衛隊の車は見られなくなりました。
約7時間半の道程を経て、目的地に到着です。
宮城県石巻市北上町十三浜。私にとっては第2の故郷の様に感じます。今年の春、アスカの社員が種まきを手伝ったひまわりが元気に咲いています。塩害の影響で生育が危ぶまれたひまわり。少々小ぶりながら、海に向かって凛と咲いています。まるで「どうだ!!」と言わんばかり。
今回の活動には、社長以下8名が参加しました。
未だ、そこいら中に転がる瓦礫を片付け、津波を被って立ち枯れしている危険な樹木を伐採します。
自然の強烈な力を感じながら、無数に立ち枯れている樹木を、エンジンチェーンソーを使って切り倒して行きます。切り倒した樹木は更に細かく切断し、薪として使います。今でも薪ストーブ以外の暖房設備が無い、佐々木さん宅。薪は大切な燃料です。
それにしても、寒さの厳しい東北の冬を乗り切るには、膨大な量の薪が必要です。佐々木さん宅では、暖をとるにも、風呂(露天ですが)を沸かすにも薪が必要です。昨年はGW過ぎまで寒さが続いていました。震災から2回目の冬を前に、被災地では冬を越す為の準備が始まっていました。
先日、bayfmの人気パーソナリティー、DJ KOUSAKUさんがお越しになりました。
毎週土曜日午前6時30分から、約1時間20分に渡って放送される、東日本大震災復興支援番組「DJ KOUSAKUのHEARTLUCK」では、震災から1年5ヶ月を経過した今もなお、積極的に被災地支援を行っているKOUSAKUさんのパワフルな活動を中心に、様々な支援活動を紹介している番組。
恐らく、国内で唯一震災特集番組としてレギュラー放送されている番組ではないでしょうか。
時間も経過し、震災被害に対しては終息感を感じます。
しかし、被災地では・・・
KOUSAKUさんのお話しからも、被災地は未だにとても厳しい状況にあることが分かります。
アスカでは引き続き、被災地支援を積極的に継続して行きます。
おーっ 快晴だー!!
6月10日日曜日 午前5時
宿舎の窓を恐る恐る開けてみると、早朝にも関わらず、眩く輝くお日様の光が、道路に残った水たまりに反射してキラキラと輝いています。
早速出発準備を整え、すぐさまQVCマリンフィールドへ!!
どうです、このお天気!昨日の雨がウソの様です。
人の動きはお天気に左右されますね。
昨日とは比較にならないほどの人が、開演前から会場に詰めかけています。
相変わらずカニ臭い大鍋奉行の号令で準備開始です。
それにしても凄い人出です。
午前10時開演と同時に、安房1000人鍋は長蛇の列。他の出店者さんブースにも、今日は沢山の来場者が集まっています。
お隣のブースには、メチャメチャ陽気なトルコ人(?)スタッフが、ラテン系のノリで来場者に声を掛けまくっています。
昨日とは明らかに異なる活気に後押しされて、アスカ・なのはな隊合同チームもヤル気満々!
時間と共に気温もグングン上昇していますが、熱いカニ汁は大人気。
何と、開始3時間半で用意した1000人分の容器が無くなり、急きょ近くのホームセンターで器を買占めましたがそれでも足りず、紙コップまで集めて1400人の方々に安房1000人鍋を振る舞いました。
9日・10日の2日間でお配りしたカニ汁は2600杯!
2日間の総来場者数は約3万人と主催者さんから発表されました。
写真展も約2000人以上の方々にご覧頂けて、本当に良かったです。
安房1000人鍋と写真展で集まったチャリティー募金59,041円は、全額イベント主催者を通じて被災地へ寄付させて頂きました。
「まるグル」に参加させて頂き、改めて日本の素晴らしさを感じました。
震災直後に被災地で見た光景は、私達が住む同じ日本で起こった事とは思えないものでした。
津波で全てを失い、悲しみと絶望に支配された被災地。
しかし、全国から救援に集まった人同士が力を合わせ、汗にまみれながら被災者の方々と共に、明日への1歩を踏み出す努力をしています。
偶然にもこの時代に生まれた者同士。
その絆が地域や環境を超え、復興に向けて歩みを進め始めています。
その歩みを全身で感じる事が出来た2日間でした。
初日(9日土曜日)は、朝からの雨が時間を追うごとに強くなり、午後に入ると横なぐり状態に・・。
しかし、会場には多くの来場者が来ています。
完全にオープンスペースだった為、雨をしのげないケータリングカーの出店者さん達は、かなり苦戦していた様です。
チャリティー参加とは言え、良い場所を頂いてしまい、チョッと心苦しく感じながら1000人分のカニ汁を配ります。
もちろん、写真展も大盛況。
実際に支援に行かれた方や、今年の夏休みを利用して支援計画を立てていらっしゃる方など、東日本大震災の被災地(被災者)に対する関心は高く、来場者さんから質問を受ける度に、被災地で知り合った方々の顔を思い出し、1人でも多くの人々が、被災者の心の支えになって頂きたいと願いながら、展示した写真説明を行いました。
さて、1000人鍋の方ですが、用意した1000人前は約5時間で完配となるほどの盛況ぶりで、翌日の分を少し使って1200杯をお配りしました。
初日の来場者数の約半分の方が、安房1000人鍋を食べたことになります。
午後3時には、全ての材料が無くなり安房1000人鍋はクローズとなりましたが、雨にも関わらず、こんなに沢山の方に来て頂けると、スタッフのテンションも上がります。
後片付けと翌日の準備を済ませ、車3台に分乗したスタッフ一行は、意気揚々と宿舎に向かいます。
途中、私と鍋奉行のT主任は、翌日分の水を調達するため、幕張市内にあるバイクショップ「オレンジカウンティー」さんに向かいました。
ショップの社長の亀田さんは、パリ~ダカールラリー(パリダカ)等、メジャーな海外ラリーにも出場経験を持つプロライダー。
千葉ライダーズベースの活動にも賛同し、活動支援している根っからのライダーさんで、被災地ではバイクを使った支援活動を積極的に展開した方です。
今回展示に使用したオフロードバイクも、亀田さんのショップで取り扱っているポルトガル製のAJP。
実際に被災地で活躍したもので、被災地活動での情報がフィードバックされ、随所に亀田さんオリジナルの工夫がされているレスキューバイクです。
会場では、AJPや個人装備の展示も行いました。
話はそれましたが、その亀田社長にお世話になり、無事に翌日分の水も確保完了。
さて、天気予報では10日は天気も回復するらしく、気温も上がる様です。
炎天下でアツアツのカニ汁は・・・? 一日中、1000人鍋をかき回していた為、全身からカニの香りを発している鍋奉行と共に、宿舎を目指しました。